おすすめ本

光本勇介さんの本「実験思考」要約|kindleなら0円で読める!

experience-thought

こんにちは、平八郎です。

平八郎
平八郎

起業家の光本勇介さんの「実験思考」という本が面白すぎました。なんと、kindleなら0円で読めます。

光本さんの「実験思考」は、幻冬舎の有名編集者である箕輪厚介さんが手がけている本で、以下のような人にお勧めです。

  • 起業したい人
  • 新規事業や、新商品の開発を行っている人
  • 編集者の箕輪さんが好きな人
  • アイディアの考え方を知りたい人

価格の理由、光本さんの経歴について話した後に、本の要点について、解説していきます。

Kindle版が0円(無料)の理由

この本についてまず驚いたのは、Kindle版が0円ということです。

Amazonプライム会員向けに0円になっているのではなく、全ての人に対して0円なのです。

ちなみに、書籍(紙の本)でも、原価の390円で販売されています。

これは「価格自由」という実験で、「価格を読者に決めてもらったら、定価で売るよりも儲かるか」というものです。

本にQRコードが貼られていて「本を読んだ後に、感じた価値の分を送金してください」という料金形態をとっています。

ちなみに、1.5ヵ月で1億円を突破したそうです。すごい!

レポートによると、2,259人の人がお金を払い、1人当たりの平均支払い額は、44,374円でした。最高で1000万円払った人がいて、0円が一番多かったです。

光本勇介さんの経歴

光本さんは、シリアル・アントレプレナー(連続起業家)です。

「目の前のアイテムを写真に撮るだけで、すぐに入金されるアプリ」の「Cash」を運営していた、株式会社BANKの代表取締役CEOを務めています。現在、Cash事業は、他社に売却されています。

BANK社の前は、ブラケット社で、個人や小規模事業者向けのECプラットフォーム「STORES.jp」の運営をされていました。

ちなみに、ブラケット社は一度、スタートトゥデイ(現 ZOZO)に売却しますが、もう一度MBOで買い戻しています。

MBO:
Management Buyout(マネジメント・バイアウト)を略した言葉です。企業の経営陣が既存株主から自社の株式を取得して、オーナー経営者となる行為を指します。光本さんは売却後も、経営に携わっていました。

光本さんは、学生時代から、商才を発揮しています。

  • 高校時代、原宿で仕入れた裏原ブランドのTシャツを、ネット掲示板で転売し、月150万円の利益を出していた。
  • 大学時代、企業からの翻訳案件を受注し、分割して数人のフリー翻訳者に委託していた。企業から500万円で受け、翻訳者には300万円で発注し、200万円の利益を出していた。

ブラケット社時代、貯金残高が2万円になっても、「経営がうまくいかなくても、また個人で稼げばいい」と考え、焦りはなかったそうです。商売人ですね。

新規事業のアイディアの見つけ方

光本さんは「起業のアイディアに困ったことがない」と言っています。

起業のアイディアを思いつくには、次のようなことを大事にしています。

日常の出来事や物事に対して、疑問を持つ

日常的な、あらゆることに対して、「なぜ、こうなっているんだろう?」と疑問を持つことが大事です。

光本さんは、なんと今から約10年前の2009年に、カーシェアリングビジネスで起業しましたが、それも日常的な疑問から生まれたネタでした。

広告代理店時代、クライアントのアウディ社をはじめ、「車がだんだん売れなくなっている」状況に直面した際、「日本に何台車があるのか」気になって調べたそうです。

以下のことが分かり、「カーシェアリングはいける」と思ったそうです。

  • 日本の自家用車は6000万台ある(日本の人口は1億2000万人くらい)
  • 1日24時間を100%とすると、自家用車の稼働率は3%くらいしかない
  • ネットで5000人にアンケートを取ると、20%の人が「車を貸してもいい」と答えた

ちなみに、Cashは「20歳以上の成人の7人に1人が、消費者金融を使ったことがある」という事実から、「消費者金融に行く勇気はないけど、手元に現金を欲しい人はいるのでは?」という発想で生まれました。

全力で「普通の生活」をする

多くの人に使われるサービスを発想するには、「普通の生活」をすることが大事です。

「自分がビジネスをやるなら、どうやるか?」を考えながら、日常を過ごすことが大事だと、本には書かれています。

「人は平日の昼間にだけ、体調が悪くなるわけではない」ので、「週末や深夜専門の病院を作る」など、多くの人が受け入れてしまっている不便を解消するような視点が、サービスにつながります。

起業にはタイミングも重要

先程、「光本さんの初期の起業ネタは、カーシェアリングだった」とお伝えしましたが、結果として失敗に終わっています。

今でこそ、フリマアプリのメルカリや、配車アプリのUberが有名になり、シェアリングサービスは一般的になりましたが、当時はまだ「CtoC(個人が個人に貸す)」という概念が早すぎ、流行りませんでした。

この時の経験から、「時代の半歩先のビジネスをやることが重要である」と言っています。

「時代の半歩先」とは、「1年以内にメジャーになるビジネス」です。

性善説に基づくビジネス

Cashは「自分の持ち物を写真に撮るだけで、お金に変わるサービス」ですが、「撮った持ち物は後日発送でOK」であるため、お客さんへの信用で成り立つサービスです。

たしかに、Cashは即金でお金を振り込むため、ユーザーがモノを送らずにお金だけもらうと、Cashは損をします。

光本さんいわく、「Cashは3割悪い人がいても、7割の良い人で成り立つビジネス」だそうです。

人を信じることで、コストが下がるかもしれない

他にも、性善説ビジネスの実験として、事例に挙げていたのは、「駅の改札機をなくすこと」です。

改札機がないことによって、キセル(ただ乗り)する人が出てくるでしょうが、駅の改札機(1台で数百万円以上)のコストの方が、キセルによる損害よりも大きければ、人を信用して改札機をなくした方が、儲かるかもしれません。

まとめ:どんどん実験(行動)しよう

本を読んでいて意外だったのは、光本さんもいろいろと失敗していることです。

光本さんは、天才起業家のイメージだったのですが、「起業してから何年も低空飛行だった」と語っているように、大当たりするサービスができるまで、時間がかかったそうです。

成功した起業家も、バットを振り続けたから成功しているのだと、改めて感じさせられました。

自分も行動力を高めていきたいと思います。