こんにちは、平八郎です。
仕事がつまらなくて、毎日モヤモヤしながら出勤している。
こんな悩みを解消します。
会社や仕事がつまらないと、毎朝憂鬱になりますし、精神衛生上よくありません。
この記事では、心理学の知識を活用して、仕事を楽しくする方法について、紹介していきます。
「会社や仕事がつまらない」のを心理学的に理解して、「つまらない」を解消していきましょう。
心理学における「満足」の5つの要素
アメリカの心理学会 元会長であるマーティン・セリグマン氏が提唱した、ポジティブ心理学では、『5つの要素で「ウェル・ビーイング(人生の満足量)」が決まる』と言っています。
セリグマン氏は、うつ病の世界的権威でもあり、TED動画でも話していますので、興味のある方はぜひ見てみてください。
「ウェル・ビーイング(人生の満足量)」を決める5つの要素は、以下の通りです。
- ポジティブ感情(=自分の希望で、その仕事に取り組む)
- エンゲージメント(=仕事に没頭して夢中になる)
- 関係性(=チームワークを発揮して働く)
- 意味・意義(=社会や誰かの役に立っている実感を持つ)
- 達成感(=目標を達成する)
5つの要素のうち、欠けているものが多ければ多いほど、満足度は低くなっていきます。
今の会社や仕事がつまらないと感じている人は、どれが欠けているかを考えてみてください。
ホワイト企業なのにつらかった、僕の新卒時代
僕の場合は「⑤達成感」が得られず、苦しんだ経験がありました。
僕が新卒で入社した会社は、いわゆるホワイト企業で、在籍していた部署も、営業部門のようにノルマなどの数字目標が課されておらず、ユルかったです。
残業代は10分ごとにつきましたし、業務の後片付けで残っていただけでも、上司に「残業時間をつけて」と言われたのは、驚きました。
昼休みのチャイムが鳴る5分前に、社食に向かうオジサンも何人かいましたが、注意する人は誰もいません。
18時まで残っていれば、「平八郎君、飲みに行くよ」と言われ、ほとんどの場合、先輩のオゴリでご飯に連れて行ってもらいました。
本当に穏やかで、優しい先輩ばかりでしたし、今思い返しても、とても良い職場だったと思います。
しかし、その当時の僕は意識高い系だったこともあり、「暇すぎる!もっとバリバリ仕事して成長したい」と考えて、転職しました。
転職先の会社が、早くて21時帰り、大体は終電帰りだったこともあり、体力的には正直きつかったですが、仕事への満足度は上がりました。
「つまらない」の解消方法
会社や仕事の「つまらない」状態を解消するには、「ウェル・ビーイング」の5項目の中で、欠けている項目を満たす必要があります。
もう一度、5項目を以下に書きます。
- ポジティブ感情(=自分の希望で、その仕事に取り組む)
- エンゲージメント(=仕事に没頭して夢中になる)
- 関係性(=チームワークを発揮して働く)
- 意味・意義(=社会や誰かの役に立っている実感を持つ)
- 達成感(=目標を達成する)
僕の場合は、仕事内容は楽しいもの、目標の達成度合いが分かりづらかったため、「目標の達成度合いが分かりやすい仕事に転職」することで、満足度が上がりました。
では、5つの項目の向上につながる、具体的な行動を紹介します。
①社内異動の希望を出す
僕は希望の仕事をするために転職しましたが、転職すると、社内の人脈がリセットされてたり、社内ルールに慣れるまで時間がかかるというデメリットがあります。
そのため、一番良いのは、社内異動でやりたい仕事をやることです。
上司との人事面談の際、希望をしつこく何度も伝えましょう。
また、希望する部署に知り合いがいれば、他部署からの異動経験者を紹介してもらい、話を聞くのも、重要です。
それによって、どんな人が異動してきているか、傾向が分かれば、必要な資格や経験が分かるかもしれません。
ただ、社内異動に関しては、確実性がないことと、時間がかかる可能性があることがネックです。
なので、実現に何年もかかりそうな場合は、転職も考えましょう。
②資格取得や副業で経験を積む
社内異動の可能性はあるけれども、ライバルが多い場合、資格取得や副業での経験をアピールしましょう。
例えば、新規事業開発やマーケティング部門などは人気があり、希望者が多いです。
ただ、未経験の仕事の場合は、副業に関しても採用ハードルが高い場合があります。
そのため、もし副業の仕事に受からない場合は、自分で小さくやってみるのも手です。
例えば、僕は昔、転職相談イベントや、大学OB限定のバーベキューを、自分でスペースを借りて行いましたが、マーケティングや収支管理などの勉強になりました。
企画から当日の運営まで、自分で手を動かしてやってみると、小規模ながらも新規事業の0→1(ゼロイチ)を経験できます。
さらに、本で勉強しているだけの人よりも、行動力もアピールできます。
ちなみに副業は、やりたいことが特にない人にも有用です。
「やりたいことが特にない」というのは「やったことがないから何が面白いか分からない」場合がほとんどです。
そのため「やってみてつまらなければ次に行く」と考えて、次々と興味がわいたことをやってみると、やりたいことが見つかるはずです。
③今の仕事で成果を出す
5つの要素の「意味・意義」、「達成感」につながる話ですが、一流のビジネスマンを見ていると、誰しもはじめから好きな仕事をやっていたわけではありません。
むしろ「特に好きな仕事ではなかったけど、一生懸命やっていたら成果が出て、人から頼られたから好きな仕事になっていった」というケースも多いです。
そのため、「今の仕事が嫌いで仕方ない」ということでなければ、半年間位、思いっきり今の仕事に集中するのも、おすすめです。
半年後には、今の仕事が大好きになっているかもしれません。
④安易に転職するのはやめたほうがいい
なんとなく、今の仕事がつまらない場合でも、とりあえず転職するのはお勧めしません。
ただし、最新の求人情報を見るために、転職エージェント(人材紹介会社)に登録しておくといいでしょう。
なぜなら、求人情報を見ることで、これまで知らなかった魅力的な仕事に出会える可能性があるからです。
中途採用は、新卒採用と違い、求人が出る時期が固定ではありませんし、採用者が決まると求人がなくなってしまいます。
そのため、「絶対に転職する」と決めている人でなくても、「良い求人がたまたま出てきたら応募する」というスタンスで、まずは登録しておくことをお勧めします。
すぐに転職した方がいいケース
「つまらない」とは違うので番外編としてご説明しますが、パワハラが横行している職場はヤバいので、さっさと逃げましょう。
パワハラを受けると精神が弱り、転職活動をしていても、面接で「元気がない」と思われ、受かりづらくなります。
ちなみに、僕が「パワハラ」で頭に浮かぶのは、2013年頃に流行ったドラマ『半沢直樹』で、東京中央銀行の小木曽(おぎそ)次長が机をバンバン叩くシーンです。
『半沢直樹』は、堺雅人さんが主演を演じる、銀行を舞台とした経済ドラマです。
「やられたらやり返す、倍返しだ!」というフレーズとともに、様々な陰謀・嫌がらせを乗り越えて、見事に逆転するという、痛快なストーリーになっています。
今年(2020年)、新章がスタートするようなので、興味のある人はぜひ見てみてください。
まとめ:仕事の満足度を上げて、人生を楽しもう
仕事がつまらないというのは、ほとんどの人が一度は感じる悩みではないでしょうか?
睡眠時間が6時間としても、移動時間や昼休みを入れれば、起きている時間の半分以上を、仕事に使っています。
人生の半分を占める仕事がつまらないのは、もったいないですし、少しでも楽しみたいですよね。
この記事が、あなたの日々の仕事の満足度(=人生の満足度)を上げるきっかけになれば、幸いです。